SRMとは何か?
SRM(Standard Reference Method)とは、ビールの色の濃さを測定するための標準的な数値スケールです。主にアメリカのビール醸造家協会(ASBC)が使用する基準で、ビールを通過する430nmの光の吸収量を測定して算出されます。数値が大きいほど色が濃く、小さいほど色が淡くなります。
FIG.01 — SRM COLOR SPECTRUM
2
ストロー
4
イエロー
6
ゴールド
8
ライト琥珀
10
琥珀
13
ディープ琥珀
17
カッパー
20
ライトブラウン
24
ブラウン
29
ダークブラウン
35
ブラック
40
オパーク
EBC = SRM × 1.97
SRM / COLOR SCALE
SRMの色のガイド
SRM 2〜4は非常に淡いストロー色(ピルスナーなど)、SRM 5〜9は黄金色から淡琥珀色(ヘレス、ゴールデンエール)、SRM 10〜18は琥珀色から赤色(アンバーエール、アイリッシュレッド)、SRM 18〜30は茶色(ポーター、ブラウンエール)、SRM 30〜40以上は黒(スタウト、シュヴァルツビア)となります。
SRM GUIDE
麦芽とSRMの関係
ビールの色を決定するのは主に使用する麦芽の種類と量です。ペールモルト(淡色麦芽)はSRMが低く、クリスタルモルト、チョコレートモルト、ブラックモルトなどの特殊モルトはSRMを大幅に上昇させます。ビール醸造において、目標のSRM値を達成するために複数の麦芽を組み合わせてレシピが設計されます。
EBCとの違い
ヨーロッパではSRMに相当するEBC(European Brewery Convention)という単位がよく使われます。計算式はEBC = SRM × 1.97で、EBCの方が数値が約2倍になります。ビールのラベルや文献を読む際はどちらの単位が使われているかを確認すると良いでしょう。